単発読書会を主催しました

プログラミングスクールのフィヨルドブートキャンプ(以下FBC)内で単発読書会を開催しました。 単発での読書会をやってみてのどうだったか振り返ってみます。

開催概要

書籍

世界一流エンジニアの思考法

日時

2024年3月31日(日)の14〜18時くらい。途中に10分休憩挟んで4時間くらい

場所

オンライン(FBC内のDiscord)

参加人数

主催含め10名(うち3名はラジオ参加(マイクオフで耳だけ参加))

なんでやってみようと思ったか

少しずつ読んでくタイプの輪読会だと途中で離脱しがち

FBC内でほかの方が開催している輪読会に何回か参加させてもらったことがありました。 ただ長期にわたって毎週少しずつ読んでいくタイプの輪読会だと、用事があったりして何回か休んだりするとそのまま何となく行かなくなったり、本の最後まで参加できた試しがありませんでした。

一回限りの単発だったらその心配がないので、とりあえず本の最初から最後まで話せますね。

積読を解消したい

そのうち読もうと部屋の隅に積んでいる本(いわゆる積読)、多かれ少なかれ大体の人にあるのではないでしょうか。 私自身も元々読書量が多いタイプではなく、いつか読みたいとは思っているもののついつい後回しにしている本がどんどん溜まっております。

そこでふと思い出したのが学生時代に参加した読書会です。 テーマになった本は「カラマーゾフの兄弟」というとにかく長くて読みにくい本で、一人だったら一生読み終わらなかったと思います。 しかし、読書会に参加するっていった手前、途中から「もう文字みたくない……」と呻きつつ、どうにか開催日に間に合わせばと根性で読み切った成功体験(?)がありました。

そのことから、何月何日に読書会やる!と言ってしまえば良い意味で強制力になって読むだろうと目論みました。

良かったところと次回への改善点

良かったこと

本を読む機会になる

参加者の方からこの機会に初めて読んだり、久しぶりに再読のきっかけになったという声をいただけて、良い機会が提供できて嬉しかったです。 私自身も狙い通りの積読解消になりました。

より理解を深められる

今回は目次をHackMDという共同編集できるメモに貼り付けて、参加者の方に事前に話したいことをそのメモに追記してもらいました。 メモを書いていくうちに細かく読み返したり用語をしらべたりと、ただ読むだけより理解が深まった感じがしました。

よく分からなかったことに対して他の人の理解を聞ける

ここよく分からないなという部分に対して他の人の理解が聞けて、よく分からなかった部分がしっくりくるようになったのも嬉しい体験でした。

交流のきっかけになる

FBCという同じコミュニティにいるけど、直接話したことなかった方とお話しできる機会になりました。 話す話題が決まっているので、私のように雑談に苦手意識がある方でも話しやすいかと思います。

次回への改善点

開催までの手順を簡単にする

今回は開催のお知らせをするまでに以下の手順を踏みました。

  1. Discordで興味ある人がいるか聞いてみる

  2. 興味あると教えてくれた人に日時候補を投票してもらう

  3. 開催案内を出す

しかし、もっとあっさり「開催します!」と告知してよかったなと思いました。以下は省いてもよかったかも。

  1. Discordで興味ある人がいるか聞いてみる

初めての試みで不安だったので聞いてみました。 しかし、2,3人参加してくれれば会は成立するので、話題になっている本や有名な本だったら見切り発車で開催してみてもいいかもと思いました。

  1. 興味あると教えてくれた人に日時候補を投票してもらう

3つの候補から選んでもらったのですが、どれも土日14時〜だったからか、どの日にちもほぼ投票数変わらずでした。 せっかく投票してくれたのに別の日時に決定するの個人的には心苦しかったので最初から決めちゃって良いかと思いました。

メモを公開する

話したことを手元でメモにとっていたのですが、司会や会話に参加しながらの同時進行だと時間がかかってしまったり、メモ忘れなどが起きがちでした。 メモするのだったら事前に書いてもらったメモに追記していく形で公開しながらすればよかったな〜と思いました。

話題を絞る

予定していた時間よりも長引いてしまったので、時間に対しての話題が多い場合は何らかの方法で絞って話せばよかったかもと思いました。特に本の良かった部分とかはみんな読んで知っているので、具体的に実践するにはどうしたらいいかなど発展的な話題に絞るといいのかもと思いました。

まとめ

今回やってみて、単発の読書会は手軽に開催できたり、書いてある内容を一通り俯瞰して把握できるなど、毎週少しずつ読んでいく輪読会とはまた違った魅力があるのかなと思いました。

一方で技術書など、実際にコードを動かしたりする場合は細かく少しずつ読んでいく長期の輪読会が向いていたり、テーマにする本や目的にあった方法を選んでいくとより良いのかなとも思いました。 今回の会でも話題に上がりましたが、単発で読む会をやった後に、毎週の輪読会でしっかり細かく読んでいくのも良いかと思います!

また主催したいし、誰かが開催してくれたら参加したいのでぜひぜひ!

謝辞

参加してくださった皆さん!おかげさまで当日に楽しい会を一緒にできて嬉しかったです! 参加をご検討してくださった皆さんも開催までの勇気になりました! ありがとうございます!!